膝の痛みの種類

膝の痛みの種類とは

膝の痛みの種類

膝の痛みには症状や原因によっていくつかの種類があります。

  • 変形性膝関節症
  • リウマチ
  • 半月板損傷
  • じん帯損傷
  • 関節ねずみ
  • ジャンパー膝
  • 膝蓋骨軟化症
  • 股関節や腰痛がもたらす膝の痛み

痛みの各種類の説明

膝が痛い、と感じたときにもっとも多いのが変形性膝関節症。これは膝に過度な負担がかかることで 軟骨が磨り減ってしまい、関節のクッションが低下して骨が変形したために起こる症状です。 加齢や肥満、過度な運動などがおもな原因と言われています。

そのほかにも膝の痛みをもたらす症状はあります。

まずリウマチ。女性に多い症状で、原因はよくわかっておらず、膠原病という病気に分類されています。

外傷による膝の痛みもあります。もっとも一般的な外傷としては半月板損傷があります。 膝を捻ったり、過剰な負担が急激にかかったときなどに膝のクッションの働きを果たしている半月板が損傷してしまうものです。 悪化すると痛みだけでなく、ひざが伸ばせなくなるなどの症状があらわれます。

それからじん帯損傷。膝を安定して動かす働きを持つじん帯。 急な動きなどによって傷ついてしまった場合に起こります。

ほかにも軟骨の一部が骨から離れてしまった「関節ねずみ」や 膝蓋腱が炎症を起こしてしまった「ジャンパー膝」、 膝蓋骨の軟骨が軟化や変形することによって痛みが走る「膝蓋骨軟化症」など様々な原因があります。

また間接的な原因として、股関節や腰痛がもたらす膝の痛みもあります。

このように、膝の痛みといっても原因はさまざまです。 見当違いの対策を行っても効果が上がりませんから、膝に異変を感じた場合には専門家の診察を受けることが重要になってきます。 専門家とは、日本整形外科学会認定「整形外科専門医」を指しますが、ご近所にいない場合には、最寄の整形外科医院を受診し、相談しましょう。そこの医師が専門家の高度な治療の必要性を感じた場合には、専門の医療機関を紹介してくれるはずです。

くれぐれも自己判断で対処しないでください。治療のチャンスが失われるだけでなく悪化する場合もあります。